薄毛治療 初期脱毛

薄毛治療を始めたときに起きる「初期脱毛」。普段の何倍にも増えた抜け毛を見て怖くなるのは当然です。しかし、これは治療効果が現れている証であり、効能が強い成分ほど抜け毛の量も増える傾向があります。

 

発毛剤や育毛剤を使って治療を始めたときに『初期脱毛』という現象が起きることがあります。症状としては、それまでの3倍以上にもの髪が抜け、頭に触れてもいないのに、頭部からポロポロと抜け落ちることもあります。ただでさえ、抜け毛を気にする生活をしていた人にこの現象が起きると精神的なショックが大きいのは当然です。

 

この状態は治療効果が出始める1週間目くらいから1ヶ月以上続くこともありますので、予備知識のない人は怖くなって治療を断念する原因にのなります。

 

初期脱毛の仕組み

初期脱毛は髪が生えて数年経過して抜け落ち、そして新しい毛髪と生え変わる、という新陳代謝のシステムに関係しています。髪は3〜7年の成長期を終えると20日ほどの退行期を終えて「休止期」に入ります。休止期は3ヶ月から半年ほどあり、順番に抜け落ちて新しく生まれた毛髪と入れ替わります。

 

薄毛になるといいのは、ヘアサイクルに乱れが生じたり、発毛機能が止まってしまった状態です。育毛剤や発毛剤の効果が現れてくると、止まっていた発毛機能とヘアサイクルが再始動を始め、毛母細胞がどんどんと新しい髪を作り出していきます。全体的に鈍化していたヘアサイクルが急激に活発になることによって、休止期で止まっていた髪が下から押し出されて大量に抜け落ちてしまうのです。

 

これが初期脱毛の正体です。

 

好転現象であり「副作用」ではない

ですから「初期脱毛が始まった」ということはイコール「発毛が始まった」と捉えてよく、薄毛の症状が酷かったり、成分の効果が高い治療ほど初期脱毛は起きやすいのです。AGA治療で有名なフィナステリドやミノキシジル、また育毛剤で使われているその他の成分のどれにでも起きる現象で、一つの薬剤の「副作用」ではないことを知っておきましょう。

 

辛いのは1ヶ月位

初期脱毛は薄毛治療を開始してしばらくすると始まります。劇的な効能が期待できるフィナステリドやミノキシジルなどは10日ほどで始まり、もう少し効き目の穏やかな育毛剤などでは初期脱毛の始まりも遅くなります。どちらにしても、休止期の毛が抜け落ちるまでには状態は治まり、脱毛が始まって3週間から1ヶ月くらいを境に抜け毛は止まります。

 

抜け落ちた毛髪の同じ毛穴からは元気な産毛が生え始めているので、チェックするエリアを決めておくと進行状況がつかみやすいでしょう。

 

前述したように初期脱毛で注意しなければならないのは、途中で怖くなって治療を挫折することです。発毛の専門医では、初期脱毛は想定内のことですので、前もって予備知識として告げられます。しかし最近では、インターネットで発毛・育毛剤を購入する人も増えていますので、この現象を知らないことも多いのです。また、養毛剤などで緩やかに薄毛が改善される場合や、薄毛の程度が低い場合などは初期脱毛に気づかないこともあり、また個人差も大きいことから、初期脱毛が無いからといって全く効果が期待できない、ということもありません。